歯根破折した歯を抜歯即時インプラントで治療した症例
歯根破折した歯を抜歯即時インプラントで治療した症例
こちらの患者さまは右上3番の咬合痛、及び周囲歯肉の腫脹を主訴に来院されました。
右上3番は歯根破折が認められたため、抜歯してインプラントで治療を行い、それ以外の左上4から右上1番までは補綴をやり変えることとなりました。
まずは前歯部分のかぶせ物を外し、一旦仮の歯を入れました。
その後、仮歯を元に製作したプロビジョナルレストレーション(機能と形態などを最終的なかぶせ物へ反映するための精密な仮歯)を装着し、前歯の見た目や咬み合わせを確認します。
抜歯即時埋入インプラントの実施
インプラントの手術と埋入は同日に行いました。まず右上3番を抜歯、インプラントは事前に入れる位置のシミュレーションを行い、今回はガイドを用いて行いました。ガイドに沿って形成を行い、予定通りの位置に埋入を行っています。手術後は仮の歯を戻し元の状態に戻しています。
インプラント手術後のCT画像です。計画通りの位置にインプラントが埋入されています。
インプラントのプロビジョナルレストレーションを装着
手術3ヶ月後の状態です。周囲歯肉の状態も落ち着いていることがわかります。インプラント単独のプロビジョナルレストレーション(機能と形態などを最終的なかぶせ物へ反映するための精密な仮歯)を作製し装着しています。
最終的なかぶせ物を装着/治療完了
プロビジョナルレストレーション(機能と形態などを最終的なかぶせ物へ反映するための精密な仮歯)を元に右上3番のインプラント部分、及び右上1・2・4番と左上1番の最終的なジルコニアクラウンを製作して装着。咬み合わせを調整して治療完了です。
性別・年齢 | 50代女性 |
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治療期間 | 6ヶ月 |
治療回数 | 14回 |
治療費 | 1,155,000円(税込) |
リスク・注意点 | 残存歯の状態、周囲骨の状態によって治療期間が長くなる場合があります。 |