虫歯で黒くなった上顎前歯を審美修復した症例
虫歯で黒くなった上顎前歯を審美修復した症例
こちらの患者さまは「上顎前歯の隙間が黒くなっていて気になる」「親知らずもの生え方が気になるので抜歯を希望」との主訴で来院されました。
患者さまは、帰省中で短期間での治療を希望されましたので、相談の結果、同日に下顎2本の親知らずの抜歯と前歯の治療、また右下の歯茎の際と奥歯の噛み合わせの面の虫歯治療を1日で行う計画を立てました。
治療前の前歯
前歯の中央に虫歯があり、内部が黒くなっていることが確認できます。
虫歯治療の実施
ラバーダム防湿(治療する歯をゴム製のシートで隔離し、唾液や細菌が歯に付着しないようにする処置)を行い、歯面の清掃を行います。真ん中に黒い虫歯が認められます。
先端の小さな切削器具とう蝕検知液を用いて丁寧に虫歯を取り除きます。
CR充填
歯に材料が接着しやすくなるように前処理(エッチング)を行い、歯の色にあった樹脂を重ねながら詰めていきます。その後形態修正を行いました。
歯面の研磨
材料を詰めた後は研磨を行います。
最終的な仕上げ磨きが終わった状態です。
治療後の前歯
虫歯をきれいに取り除いたことにより、気になっていた前歯の見た目も改善されました。
治療完了
2日後、抜歯との治療が終了した状態の口腔内の写真です。今回は抗生物質と腫れどめの点滴も併用したため、ほとんど痛みもなく処置を終えることができました。
性別・年齢 | 20代女性 |
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治療期間 | 1日 |
治療回数 | 1回 |
治療費 | 上顎前歯審美修復 1本33,000円(税込)×2本 その他部位は保険の範囲内 |
リスク・注意点 | ・長期的に充填した部分の変色が見られる場合があります。 ・長時間の治療の場合は予約が少々先になる場合があります。 |